学校司書のいちにち|本の貸し借りだけじゃない!現場から解説✨

教員免許、司書、司書教諭の資格を持つ絵本専門士であり、現役学校司書が発信するお役立ちサイト。🔰さんからベテランさんまで、学校図書館に携わる方が明日から使える情報とダンロードできる資料が満載✨

「学校司書」ってなにをやるの?

図書室にいて、子どもたちに本を貸してあげるのかな?

学校司書になりたいのですね?

実は、本の貸し借りだけではなく、もっと奥が深く、やりがいの大きい業務です!

知れば知るほど、やればやるほど「やりたい!」が増える魅力的な仕事ですよ♪

勤務形態が自治体や学校により異なりますが、ある小学校の一週間を紹介します。

例えば・・・

  • 学校司書1人で1校
  • 年間1,030時間勤務の非常勤
  • 全学年3クラスの小学校
  • 3年生までは「図書の時間」あり

の学校です。

時期により異なりますが、おおむね、このような感じです。

内容を詳しく解説します!

学校という組織の中で、「学校図書館の担当」の先生がいます。

  • 館長(校長先生)
  • 司書教諭の先生(学級担任の先生の中で、「司書教諭資格」を持つ先生の中からたいてい1人)
  • 学校図書館担当の先生(学校には「校務分掌」という「係分担」があります)
  • 図書委員会担当の先生
  • 学校司書

この中で、仕事や役割の分担をします。

この記事では、学校司書の「とある1日」が分かります

現在は、パソコンに「図書館ソフト・アプリ」が入っている学校がほどんどです。

(学校が業者に定期的に支払いが必要で、無料ではありません。)

本にバーコードがついていて、子ども一人ひとりにも特定の番号を割り振り、貸出返却はバーコードリーダー(スーパーのレジでピッやるものと同じ)で行います。

これを【電算化された図書館】といいます

学校には、特別教室(図書館・音楽室・理科室・体育館など)の「割り当て」があります。

年度初めに、「月曜日 2時間目 図書館 1年1組」という具合に決めておきます。

1年間、1年1組は、月曜日2時間目は「図書の時間」と固定されます。

他の学級の先生が「図書館を使いたい」と思った時には、「割り当て表」を確認し、「割り当て」の入っていない時間に「施設使用予約」を入れます。

確認しないで図書館にくると、バッティングしてしまうことがあります。

「割り当て」の学級が優先です。

高学年も「図書館の割り当て」がありますが、「図書の時間」として使ったり、「調べ学習」で使ったりします。

しかし、毎週は図書館にくることが難しく思う先生もいらっしゃいます。

役に立つサイト

図書の時間▶

「図書の時間」の重要性や活動内容を詳しく解説✨本の貸し借りだけではありません!

「朝読」を定期的に行う学校があります。

学習の内容によって「並行読書」(関連の本を読むこと)を学校図書館からおすすめしています。

日中の授業の時間に図書館へ来ることが難しい場合は、朝読の時間に読み聞かせや本の紹介をしています。

子どもたちが「本を探せる」ことが重要です。

図書館の本は「日本十進分類法」という本の中身によって場所が決まっています。

学校図書館も、みなさんの公共図書館も同じ数字を使っています。

本の背(本棚に入れると見える題名が書いてあるところ)の下の方に、「ラベル」がついていて数字や記号が書いてありますね。

子どもたちがうっかり間違ったところに戻してしまうと、本を探すことができません。

また、季節や行事により、「特設コーナー」を設けたり、飾りつけを変えたりして、いつも新鮮で整った図書館にするのも、学校司書の仕事です。

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学校図書館整備▶

学校図書館の整備の仕方、本の並び方や「ラベル」も詳しく、基礎から解説✨

学校図書館の担当者は、

  • 館長(校長先生)
  • 司書教諭の先生(学級担任の先生の中で、「司書教諭資格」を持つ先生の中からたいてい1人)
  • 学校図書館担当の先生(学校には「校務分掌」という「係分担」があります)
  • 図書委員会担当の先生
  • 学校司書

で成り立っています。

「図書館便り」は先生方と共同で作成したり、順番や専属で担当したりします。

「保健便り」や「給食便り」と同じく、月に1度くらいの頻度で発行します。

空いている時間に作り始めます。

最近は、紙ではなく、オンラインでの配信(保護者がログインできるアプリ)が多いです。

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司書教諭と学校司書の違いが一目瞭然!現場から解説(比較表つき)▶

司書教諭と学校司書の違いと、それぞれの「業務内容」が分かります

基本的に司書教諭の先生が、学校の実態や学校図書館の蔵書の状態を見て、新しく購入する本を選びます。

1年に1度、各地で書店による「学校図書館のための良書展示」が大規模で行われ、本を選ぶことができます。

他に、読書感想文コンクールの課題図書や読書感想画の指定図書を購入する学校は、時期がきたら注文する必要があります。

学校司書も、子どもの希望や学習に必要な本、時代にあった本などに日頃からアンテナを張っておくとよいです。

購入方法は学校により異なるので、着任後に確認しましょう。

司書教諭の先生に相談されたら答えられるように、リスト化したり、カタログに付箋をしたりしています。

学校は「小学生新聞」を購読しています。

子どもたちが興味を持てる工夫や自由に読める環境作りが大切です。

スクラップしたり、月ごとにまとめて整理したり、授業で使えるようにしておきます。

蔵書整理と同じく、毎日、時間を取れるとよいです。

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学校図書館でのNIE取り組みの重要性|新聞を使った活動の実践例▶

今だから新聞を身近な存在に!🔰さんからベテランさんまで。整理のタグもDL可能✨

新しく買った本がダンボールに入って送られてきます。

  1. ダンボールの開封(☆中身は本です。カッターは厳禁🚫)
  2. 本とカバーと帯を分ける(帯やカバーは使い道があるので、別で保管)
  3. リストとチェック
  4. 落丁・乱丁のチェック
  5. 本の装備(自校のバーコードと分類のラベル貼り)
  6. パソコンの図書館ソフトへ入力(貸出ができるようになる)

早めに出して、子どもに貸出ができるようにしましょう。

新しい本は、子どもたちは大好きです

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新任学校司書のためのガイド|図書館業務の基本▶

本の受け入れ業務なども詳しく解説✨

その日にくる学級に読み聞かせする本や紹介する本の準備や、活動内容により資料の準備をします。

「図書の時間」は読み聞かせだけでなく、単元の導入のための活動や、調べ学習につながるレクチャーも組み入れると充実します。

また「社会で行く」と事前に先生から相談を受けた場合や施設予約をした先生に内容を確認し、子どもたちが調べ学習をスムーズに行える準備をします。

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授業支援▶

学校図書館ができる授業・学習支援を学年ごとにまとめて、🔰さんにも分かるよう詳しく解説!資料もDLできます✨できるところからはじめてみましょう。

委員会活動の時間は、およそ1か月に1度、1時間設けられる「キャリア教育」です。

高学年の子どもたちは、放送委員会や集会委員会など、どれか1つに入ります。

「図書委員会」は図書館で活動します。

休み時間の貸し借り業務や本の整理など常時活動(曜日などで担当を決めて行う仕事)やイベント(読書月間や本の紹介ポスターの作成など)を行います。

学校司書は勤務時間の制限により、「図書委員会の担当教員」に入る学校と、入らない学校があります。

学校に確認をします。

学校司書は休み時間で活動を見守り、レクチャーすることが多いので、担当でなくても活動内容や話し合いで決まったことは把握しておくことをおすすめします。

施設の予約をしないで、子どもたちや学級が突然やってくることがあります。

例えば、先生が図書館の本を使いたくなった時です。

先生方も、授業準備した範囲だけでなく、子どもたちの反応ややり取りで学びを広げることがあります。

  • 社会科で図書館の資料を提示した方が理解が深まると思い立った時
  • 子どもが作文や詩、俳句の指導で、語彙を身に付けさせたくなった時
  • 生活科で野菜や花の育て方の指導で、子どもに調べさせる力をつけたくなった時
  • 新聞で時事を学習したいとき

子どもから「図書館に行きたい」と言うこともあります。

  • お楽しみ会の飾りつけのヒントを本から見つけたい時
  • お楽しみ会でクイズやなぞなぞを本から見つけたい時
  • 工作のヒントが欲しい時
  • 生活科の時間に野菜や花の育ちに課題を感じた時

学校司書を頼りにしています。

できる限り対応したいので、「図書館にいる」ということは大切です。

職員室や印刷室などへ行き長く図書館を空ける時は、「行き先のパネル」を置いておいてあげるとよいです。

他の学級の「割り当て」の時は、「割り当て」の学級が優先なので、臨機応変に対応します。

単元により、朝読や調べ学習で読める本をラックに入れて、学年の廊下に置いておくと、すぐに利用することができます。

【本を身近に置く】ということも大切です。

あらかじめ、子ども個人の管理番号の他に、学年や先生の管理番号もつくっておきます。

廊下に置かれた本の管理は学年の担当の先生になるので、確認が必要です。

せんせい

テストが早く終わった子には読書をしてよいです、と言ってあります。

学級文庫の他に、定期的に変えてくれる本が廊下に置いてもらえると助かります!

せんせい

持って帰られちゃうと管理しきれないから、本は図書館にだけ置いておいてもらいたいな。

私の学年は、廊下に置かなくてもよいです、と学校司書さんに言いました。

たいてい小学校には、2度あります。

中休み午前中15~30分くらい図書館開放
お昼休み午後10分くらい図書館開放しない場合も

休み時間には開放して、基本的に図書委員会の子どもが本の貸し借りのカウンター業務や本の整理などを行います。

学校司書は図書委員会を補助したり、来客の対応をします。

上記の「スイミークイズ」というのは、2年生の単元『スイミー』に合わせて、作者であるレオ=レオニの作品をたくさん読める取り組みをした期間です。

レオ=レオニ作品を読んで、所定の「ビンゴクイズ」に答えてビンゴになると、赤いお魚をもらって模造紙に貼ることで、クラスで大きな魚を作ることができます。

休み時間にどっと2年生が押し寄せて、クイズを学校司書が採点して、ビンゴの数分お魚をプレゼントしていました。

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スイミー/授業支援▶

スイミーの単元でできる授業支援を詳しく解説!ビンゴのやり方やお魚の作り方も掲載✨

子どもや先生が探している本や知りたいこと、望んでいるテーマが載っている本を探して提供することです。

書名が分かっていない場合は、希望をじっくり聞く必要があります。

学校では「自分で探すことができる」ことも目標にしているので、提供してあげるだけでなく、探し方や本の置いてあるきまりなども話しながら一緒に探すことも大切です。

一緒に探すと、学校司書も知らないことを発見したり、子どもの方が早く見つけたりして、とても楽しいです!

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学校司書として大切にしている5つのこと▶

子どもに「○○ありますか?」と聞かれたら、すぐ「ありますよ」と答えましょう。子どもが「やっぱり図書館は頼りになる!」という気持ちに応える方法が掲載!

いかがでしたか?

「学校司書になりたい!」と思われたのではないでしょうか?

最初はみんな「新人さん」です。

できることから地道にやっていくことで、「経験」が「実践」に、また「実績」になります。

学校図書館は子どもたちに「種を植える」ところでもあります。

時間が経ってから、また大人になってから芽が出て、花が咲くかもしれません。

大丈夫!

「楽しい気持ちで学校図書館にいること」「いつも笑顔で迎えてくれること」が一番大事!

飾りを作るのが好きなんだけど?

素敵ですね!

飾りや本のポップを作ると、図書館が華やかになって子どもたちの気持ちもアップします♪

学級が来るのを待っている時間や図書館便りが早くできあがった時など、時間を見つけて作ってもよいですね!

ボランティアさんがいらっしゃる学校は、活動内容に入れてもらってもよいと思います。

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新任学校司書のためのガイド|図書館業務の基本▶

学校司書になった後、みんなの「困った」の回答がここに!配属されるまでの準備から詳しく解説✨

安心してください。🔰さんと伴走します!

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