「図書の時間」が休み時間みたい!?モヤモヤ解決、徹底解説!

教員免許、司書教諭、司書資格を持つ絵本専門士である、現役学校司書がお届けする、学校図書館のためにお役立ちサイト。🔰さんからベテランさんまで、すぐに使える情報とダウンロードできる資料も満載!

「図書の時間」が先生によってやり方が違う💦何が本当なんだろう?

分かります!「休み時間なの?」と思うような自由にすることも。

学校司書さんのモヤモヤの解決しましょう!

色々なパターンで解説します。

 各教科の授業時数は年間で決まっています。

毎週、1時間の「図書の時間」は国語で、調べ学習はその教科でカウントする先生が多いです。

授業には「めあて」があり、子どもの学習の場です。

「図書の時間」が「国語」である限り、「適した読書」をする時間だと考えることができます。

 「学校図書館へ行く」「図書の時間」が日常になっていない学校、学級にとっては、まず「学校図書館、読書は楽しい」ということを体感・体得することを優先することがあります。

例えば、まず慣れる、学校は楽しい、先生は優しい、というところからスタートする小学校1年生。

1年生の子に、入学式の翌日から算数の授業をすることはない、と考えると分かりやすいです。

司書教諭の先生と担任の先生と相談しましょう。

 学校図書館にいる、来ること自体が「知的行動」です。

活字に囲まれ、本のにおい、紙の手触り、ページをめくる音・・・五感が働きます。

「様々な本がある」「世の中には知らないことがある」ということを知ることができます。

子どもは本来、「本が好き」と言われています。

「本が苦手」なのではなく、まだ「あなたに合った本が見つかっていない」だけなのです。

自分に合う本に出会う(あえて「出合う」ではなく、「出会う」)には、多くの本と出会う必要があります。

そのためには「読み聞かせ」とブックトークの「シャワー」が有効です。

役に立つサイト

読み聞かせ▶ 読み聞かせの方法や選書の仕方、学年に合った本を丁寧に解説!

「楽しい時間」は分かったけど、畳スペースでゴロゴロするのはどうなの⁉

いくらリラックスとはいっても、やりすぎは✖

マナーの観点からルールを決めるとよいでしょう。

「家ではないのだからゴロゴロはしない」「周りの人の邪魔になるから座って読む」というルール。

ゴロゴロすると、じゃれ合いが始まったり、収拾がつかなくなる恐れも💦

そうか!

ゴロゴロしていても先生が注意しなかった場合、「図書館のルールなので」って言えば、先生にも子どもにも伝えやすいですね♪

「学校図書館のよさ」を感じる「慣れる」期間はどのくらい?

 子どもも「学校図書館には色々な本がある」「分からないことがあったら司書の先生に聞けばよい」ということは、数回で分かります。

 「学校図書館に慣れる」からスタンダードな「図書の時間」へ移行する時には、「学校図書館オリエンテーション」を挟むとよいです。

学校図書館は学習の場であり、自己成長できる場であることが分かり、学校図書館への向き合い方が変わります。

「図書館ガイダンス」の次の時間から、背筋の伸びた「図書の時間」にすると子どもたちも納得し、心地よく切り替えることができるでしょう。

第一、「図書の時間」は国語や、社会科で「調べ学習」をする、など授業にカウントされているのだから、目的をもった時間にすることが求められます。

私も最初分からなくて。今、思うと、慣れる「お楽しみ期間」は長すぎました。

もっと子どもたちを信じて、もっと早くスタンダードな「図書の時間」にしてあげればよかった、と反省しています。子どもたちのために。

経験上、子どもは順応性が高いです。

役に立つサイト

図書の時間▶ 明日からできる!質の高い「図書の時間」のスタンダードを詳しく解説

学校図書館オリエンテーション▶ 学年別、教科書に沿ったオリエンテーション。資料もDL可能!

 学習指導要領に「図書館を計画的に利用し」と書いてあります。

「読書」についても、明確に記されています。

 「学校図書館活用年間計画」は学校により名称が異なることがありますが、横軸に月、縦軸に学年が並び、科目や単元の学校図書館の利用の計画一覧表のことです。

「3年生の1月の国語で「もちもちの木」の単元の時には並行読書をする」や「4年生の9月の社会科の防災の単元で調べ学習をする」など、計画に組み込まれています。

どこのあるか分からない場合は司書教諭の先生にお尋ねしましょう。

少なくとも教科書が変わる度に、再作成されます。

その「年間計画」を基に、「授業支援」と「図書の時間のメニュー」を構築するとよいです。

ざわついていたから「図書館では静かに」と言ったら、先生が「今日は疲れてるから、遊びにきただけ」って。

それもモヤモヤしますね💦

でもうれしいことでもあります♪頑張った「ご褒美」に学校図書館が選ばれたのだから!

自由に過ごす前に「読み聞かせだけしてもよいですか?その後も十分、自由な時間は取れますから」と尋ねてみましょう。

 子どもたちは「読み聞かせ」が大好きです。

それに「読み聞かせ」は「読書」なので、教育的にも◎!

 普段はあまり選ばない本や紙芝居、声を出してゲラゲラ笑える本、読みながらコミュニケーションを取れる本、などを読み聞かせしたり、アニマシオンをしたりするのもおすすめです。

 

役に立つサイト

学校図書館ですぐ使える!アニマシオンのゲーム一覧▶ 読書ゲーム、アニマシオンを多数紹介! 

毎回自由で、休み時間のような「図書の時間」にする先生がいらっしゃって。

これでいいのかな?

 まず、何の授業でカウントしているのかお尋ねしてみましょう。

中には、授業でカウントしていない先生もいらっしゃるかもしれません。

その場合、毎回「ご褒美タイム」なのかもしれません。

しかし、たいてい「国語です」とお返事があると思います。

そして「図書の時間」の重要性や在り方をご存じないのかもしれません。

先生に「図書の時間」の重要性を教えるなんて難しい・・・

司書教諭の先生に相談して、話していただくのもよいです。

司書教諭の先生も忙しそうだし、私の勤務時間内は授業中で打ち合わせが難しくて・・・

分かります。廊下で歩きながら話すのだけで精一杯ってことありますよね。

その場合は「交換ノート」を利用することもおすすめします。

相談ごとは、お耳に入れておくことは大切です。

 

 ベテランの先生に「図書の時間の重要性」を「教える」ことはハードルが高い方もいらっしゃるでしょう。

「ご存じだと思いますが」や「釈迦に説法みたいで」とワンクッションを置いて、「○年〇組の過ごし方で、子どもの読書力があがっています」と、他のクラスのやり方をそっとお伝えするのも有効です。

 年度初め(春休み中)に、学年ごとに「年間の授業支援」をお伝えするとよいです。

学校司書、学校図書館の利用のプレゼンを行います。

その時に「図書の時間のメニュー」をお尋ねすると、1年間スムーズに過ごすことができます。

「図書の時間」に特別なメニューを考えていない先生も多く、その場合には学校司書が「質の高い図書の時間」を提案しましょう。

「読書の時間を長く取りたいから、学校司書は何もやらなくていい」と言われました。始まってみたら、自由すぎて、読書しているようにも見えません。

これまでの先生のご経験で、「最適な方法」なのかもしれませんが。

子どもの読書は「手渡す」「励ます」「褒める」がとにかく大事!

「手渡す」ことができるのは、読み聞かせとブックトークです。

担任の先生もおすすめしていただけるのが最高です✨

先生に言えるかなぁ・・・💦

「先生のクラス、図書館が好きなんですね。もっと自分に合った本を選べるように、教科書に沿った読み聞かせとブックトークの時間を10分だけいただけないですか?」とか。

「おすすめの本を子どもたちによく聞かれるので、最初に読み聞かせをして、みんなにおすすめの本の紹介した方が、読書の時間をしっかり確保できると思います。」も効果的です。

「私、読み聞かせが好きなので」など、とにかく読み聞かせとブックトークの時間をもらいましょう。

繰り返していくうちに、子どもの変化を目の当たりにして、先生も「読み聞かせ」の力に魅せられる時がきます。

担任の先生のおススメはかなり効果大!

以前、学校司書が紹介した本でも、後日「これ、○○先生が好きなんだって」と喜んで借りていく姿をよく見ます😊💦

 年度初めに、先生方への「図書館オリエンテーション」を行う学校があります。

司書教諭の先生や学校司書が、研修の提案をして実現することもあります。

学校図書館と読書の重要性を分かっていただけるチャンスです。

学校司書は「学校図書館法」「学習指導要領」や教科の単元に従って日々活動しています。

学校司書がいる学校図書館は、しっかりと機能していることをアピールできます。

 モヤモヤしている学校司書さんは、子どもたちの未来を信じて、学校司書の仕事をしっかり遂行したい、という気持ちが強く、日々、学びを深め、工夫していらっしゃる立派な学校司書さんだと思います。

 学校図書館、学校司書は「種をまく人」🌱

すぐに効果がみられるわけではないけれど、必ず、子どもたちの心や頭に根付き、芽が出る日がやってくる。

子どもの力を信じて、先生方と共に、学校図書館を作り上げていきましょう。

学校図書館と学校司書さんへ、日々役立つ情報を発信しています。フォローしていただけると嬉しいです😊

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