読書感想文に向いている本って・・・
【読書感想文に向いている本】という言い方は、私はあまりしません。
なぜなら「向いている本」があるということは【向いていない本】があるということになってしまうからです。
どの本でも、読む人にとって【向いている本】になり得ます。
とは言っても、【読書感想文を書きやすい本】【読書感想文を書きにくい本】は人によってあると考えます。
例えば高学年には「ガラスのうさぎ」(著:高木敏子 画:武部本一郎 発行:金の星社 1977年12月)をオススメします。
というのも「心が動き、感想があふれ出る本」なので「書きやすい本」だからです。
良書であり、名作であり、1度は読んでおきたい本であることは、大人なら知っていることと思います。
「良書・名作」と言っても「じゃあ、読んでみよう」となかなか思わない子には、さらなる【付加価値】を付け加えます。
「ガラスのうさぎ」を選んだ時のお得ポイント
- 「戦争を知らない人」と言われない
- これから先、「愛読書はなんですか」や「感銘を受けた本を教えてください」と質問された時に、自信をもって答えることができる
- 読書をすることが好きになる(読書の魅力が分かる本)
- 自分の成長が感じられる
など伝えると、より前向きな気持ちで読むことができます。
それから、高学年にとって絵本は「書きにくい本」です。
「読みやすい本」ではありますが、情報量が少ないため、自分の中から絞り出す必要があるからです。
子どもたちに「読書感想文の本」を紹介しているうちに、「ネタ」が切れてしまうことはありませんか?
他、読書感想文を書きやすい本を学年別に紹介しています。
「絵本ナビ」HP内で、読書感想文にオススメの本を秋山朋恵さんが紹介してくれています。