教員免許、司書、司書教諭の資格を持つ絵本専門士である、現役学校司書が発信するお役立ちサイト。🔰さんからベテランさんまで、学校図書館に携わる方が明日から使える情報とダウンロードできる資料が満載✨

Amazonのアソシエイトとして、「子どもと本のかけはし」は適格販売により収益を得ています。絵本を書影つきで紹介できるようになりました。
もくじ
- 小学3年生の図書館オリエンテーション
- 調べもの名人
- すがたをかえる大豆
- モチモチの木
- 味見読書
- 図書館たんけん
- 平和学習
小学校3年生の図書館オリエンテーション
図書館の分類をしっかりとレクチャーしましょう。
3年生で学習すること(社会や理科も含めて)を踏まえてレクチャーすると、意欲的に1年間を過ごすことができます。
難しい話の前には、楽しい物語を読み聞かせすると、スムーズに話を聞く体制になります。
おすすめは『あらしのよるに』(作/きむらゆういち 絵/あべ弘士 出版/講談社)
続きが気になって、2巻『あるはれたひに』(作/きむらゆういち 絵/あべ弘士 出版/講談社)が取り合いに!
2巻は貸さずに「次回の図書の時間に読み聞かせする」と言いましょう。
役に立つサイト
3年生で学習することを本で紹介しながら分類をレクチャーする方法を解説しています。分類表もダウンロードできます。
小学校3年生で調べもの名人に!
小学校3年生は、国語辞典の使い方を学びます。
国語辞典と仲良くなることも、図書の時間にできます!
国語辞典が使えると、百科事典も使うことができるようになります。
なぜなら、言葉の並び方が同じだからです。
ただ、「どの巻か選ぶ」ということが必要なだけで、選ぶことさえできれば、小口やつめを使って言葉を探すことは同じです。
是非、3年生で図鑑と百科事典をマスターして、「調べもの名人」になりましょう!
役に立つ記事
子どもたちへのレクチャーの台本、楽しんで学習できるクイズカードとワークシートもダウンロードできます
すがたをかえる大豆
3年生で調べ学習の基礎を学習します。
資料の見方やまとめ方、参考資料の書き方など、今後の調べ学習のためになることを学校図書館で学ぶことができます。
参考資料を書いておくことの大切さを伝えます。
導入で読みたい絵本
『しょうたとなっとう』
写真・文/星川ひろ子・星川治雄
原案・監修/小泉武夫 出版/ポプラ社
しょうたくんはおじいちゃんと畑で大豆を育てます。大豆の成長と変化に驚くしょうたを季節の流れとともに紹介。
最後はしょうたくんの「成長」と「変化」にあっと驚きます。
3年生の「他の食べ物も調べたい」気持ちをアップさせて、調べることでその食材への気持ちも変化することが期待できます。
役に立つサイト
自分で調べていた本をまた使えるためのメモではなく、著作権にも配慮したものであることを子どもに伝えましょう。カードをダウンロードできます。
モチモチの木
滝平二郎さんの美しい切り絵と心の響く斎藤隆介さんの物語は普遍的で語り継ぎたい作品です。
絵本には教科書に載っていない絵もあり、なにしろモチモチの木の圧倒的な迫力と幻想的な美しさが教科書との大きな違い!
是非、子どもにも絵本を手に取って読むことを薦めましょう。
2年生で『花さき山』(作/斎藤隆介 絵/滝平二郎 出版/岩崎書店)を読んでおくと、「なんか似てるなぁ」とつながる子どももいます。
毎年代わる担任の先生ではなく、長いスパンで計画を立てられる学校司書ならではの支援です。
『花さき山』には、火や山から村を守った『三コ』と『八郎』の名が出てきます。
それぞれがまたお話として『三コ』『八郎』を読めるのも魅力です。
『モチモチの木』
作/斎藤隆介 絵/滝平二郎 出版/岩崎書店
繊細で独特な美しさを放つ切り絵は大人になっても忘れられない1冊。
輝くモチモチの木は、教科書よりも迫力があります。
『花さき山』
作/斎藤隆介 絵/滝平二郎 出版/岩崎書店
「やさしいことをしたら花がさく」やまんばに教えてもらったあやは、いいことをすると「あ、今、花が咲いたな」と思う。
妹のために我慢するあやのいじらしい姿に共感する子もいるでしょう。
味見読書
【味見読書】とは、まさに「読書の味見」で、少しずつたくさんの本を「読んでみる」体験のことです。
特にノンフィクションの本でやってみましょう。
1年生では「学校図書館って楽しい!」、2年生では「本っておもしろい!」と段階を追って読書の成長を後押しします。
3年生では「バランスよく本を読む」ことをテーマにしましょう。
「読んだ本を積み上げた分だけ高いところから世の中を見ることができる」と脳科学者の茂木健一郎氏はおっしゃいます。同時に「様々な本を読まないとそのバランスが崩れる」ともおっしゃっています。
【味見読書】で科学読み物を読んで「楽しい!」「ためになる!」と感じる機会が大切です。
なかなか読書が進まない子どもも「これなら読める」と自分の「好き!」や可能性の発見にもつながります。
国語でノンフィクションの単元の時に挑戦すると多読にもつながり、先生方からも喜ばれます😊
役に立つサイト
【味見読書】の意義から子どもへのレクチャーを解説し、すぐに使えるワークシートもダウンロードできます
図書館たんけん
年度初めの「図書館ガイダンス」では、本の分類をレクチャーします。
数週間後の間に、復習を兼ねて「図書館たんけん」を行いましょう。
図書館たんけんのやりかた
- 自校の学校図書館の本棚の配置を記した「白地図」を印刷する
- 子どもが実際に図書館を探検し、白地図に排架してある本の分類を記入する
- すべての分類から1冊選び出し、表紙の写真をタブレットで撮る
- 別置や絵本も白地図に記入する
- 絵本はどのようなルールで並んでいるかを推理する
書架の本のラベルを見ることを学び、学校にはどのような本があるのかを再認識することができます。
「読んだことのある本」か「気になる本」を選び出し、表紙の写真を撮ることで、自分の「好きな本」の分類を知ることができ、今後「撮った写真の本を借りてみる」という動機付けにもなります。
図書館たんけん
国語では夏に全学年、平和を考えるお話を扱うことが多いです。
3年生では『ちいちゃんのかげおくり』(作/あまんきみこ 絵/上野紀子 出版/あかね書房)を学ぶ学校もあるでしょう。
理科では「太陽とかげ」の単元があります。
実際に「かげおくり」をやってみると、さまざまなことが関連づけられて、心に残るでしょう。
