新年度、図書館ソフトの進級が終わったら、各学級、図書館開きを行う際に「学校図書館オリエンテーション」を行います。

全ての学年の国語の教科書に図書館についてや図書館の本について学ぶ単元があります。

進級して初めての図書の時間を「図書館開き」といい、これからの図書館利用や読書の推進にとても重要です。

担任の先生に「図書館開きにオリエンテーションを行うこと。教科書の内容に合わせていいかどうか」を確認します。自分で授業として扱いたかったり、独自のやり方で進行することを考えていたりする先生もいます。

図書館オリエンテーションは毎年行うものとして、学校に定着させましょう。なかなか言い出すことが難しいかもしれませんが、「学校図書館の単元は学校司書がやってくれると助かる」と言う先生も多くいらっしゃいます。

1年生から6年生までの「図書館オリエンテーション」の内容を解説します。

資料はDLできるので、実態に合わせて内容を編集したり、イラストを挿入したり色を変えたりしてください。

個別級は、学年と発達段階に合わせて、幅広く準備しておくといいです。

小学校1年生の図書館オリエンテーション ▶(近日公開)

小学1年生にとって学校図書館は、見たことのない本もたくさんあって、夢のような空間です。「これは全部自由に読んでいい」というと歓声があがります。

初めて「分類」が出てきます。本はどのように並んでいるか、というクイズを出すと楽しいです。

2年生で学習した「分類」をおさらいします。調べ学習が本格的に始まることを意識しましょう。「学校図書館地図を作る」単元もあるので、学校図書館の白地図を準備します。

3年生で学習した「分類」と「引用」の必要な「参考文献」もおさらいします。学習に関する資料が何類か分かるようにしましょう。

日本十進分類法の「第3次区分」まで説明します。「犬」の本でも「飼い方」「盲導犬」「犬が出る物語」などそれぞれ分類が違うことも話します。

小学5年生で学習した、日本十進分類法をおさらいします。小学校のうちに「参考文献」を書く習慣をつけるようにします。