「読書感想文に向いている本を教えてください」と聞かれたことがあると思います。

先生方や子どもからも聞かれることでしょう。

はたまた「読書感想文の書き方」を聞いてくる子どもや先生も💦

読書感想文を書きやすい本って確かにありますね。

年齢ごとに違い、また個人の興味や環境によっても違います。

おすすめの本をどんどん借りられて、ネタが切れてしまったことはありませんか?

「読書感想文の書き方? 司書教諭の先生に聞いてよー💦」

と言っては、もったいないです。

学校司書は「読書感想文の書き方」の本を提供することができます。

司書教諭先生と打ち合わせをして、図書館だよりに書いたり、資料を作成したり、学校図書館の力を発揮しましょう!

読書感想文は大切 ー 読書は鏡

「読書は鏡」だと言われています。鏡は覗き込む人によって、映し出される顔が変わりますね。

読書も同じです。読む人によって、捉え方や理解や共感、感想が違います。それは環境や考え方が違うからです。

読書をすると、鏡のように自分自身と向き合うことになります。本を理解すると共に、自分自身を見つめて、理解することができます。

それは選書から始まっているのでしょうね。

本の紹介をしましょう

夏休み特別貸出(1人の貸出冊数と貸出期間を通常より多く取る)の期間に、学級が図書の時間に本を借りに来るよう、先生方に声をかけましょう。その時には読書感想文を意識した本も紹介します。

読書が得意な子もいれば、難しい子もいるので、本の難易度の幅を広げて紹介します。

大切なことは【物語だけではない】ということです。

科学の本、ノンフィクション、伝記なども読書感想文を書くことができます。

自由研究や様々な教科に関連した本も紹介します。

同じ学年で、先に来た学級に紹介した本が全部貸し出されたことを想定して、学級分のセットを準備します。

それぞれのセットに「司書のイチオシ」を入れておくと安心です。

読書感想文の課題図書は、全部目を通しておきましょう。4月にその年の課題図書が発表になるので、すぐに注文すれば夏休みまでに目を通すことができるでしょう。夏休み前に、家庭で読書感想文の本を買う家庭もあるでの、相談に乗れるようにしておきます。

読書感想文の本の紹介でネタが切れたときに役立つ!

読書感想文を書きやすい本のポイント

紹介したのに個人的に「読書感想文に向いている本を教えて」という子どもがいます。司書が本の紹介をしている時に「わぁ、おもしろそう!」とか「読んでみたい!」と反応していた子でも、その紹介した本を借りずに、自分で探しはじめたり、司書に相談してきたりします。

理由は「長そう」「字が小さい」「漢字が多い」とか「表紙の絵が気に入らない」または「なんとなく違う」など・・・

本の「ソムリエ」である学校司書の出番です。

書きやすそうな本のポイント

  • その子の読書傾向に合わせた本
  • 習い事や興味に合う本
  • 将来の夢の本
  • 兄弟・姉妹・家族関係に合う本
  • 年齢に合う友だち関係の本
  • これまで読み聞かせをした本の中で気に入った本の続き

など、共感できて、感想がどんどん湧き出てきそうな本を複数、手渡してみましょう。

読書感想文の本を探す便利なサイト

「学年セット」にすると、早く夏休みの本を借りに来たクラスで「売り切れ」の状態になることがあります。

「学級セット」にして、「イチオシ」が売り切れないように、次の学級の分は閉架に取っておきましょう。

「イチオシ」が売り切れてしまった時に便利なサイト

「読書感想文におすすめの作品」です。

おなじみ「絵本ナビ」内のサイトで、「つぎ、なにをよむ?」シリーズの編者 秋山朋恵さんがおすすめしてくださっています。

「うんうん、そうそう」と自分のおすすめポイントと照らし合わせることもできます。

読書感想文の本の紹介でネタが切れたときに役立つ!

読書感想文の書き方のヒント

読書感想文の書き方|本を手に取った時から書くことは決まっている!? ▶  読書感想文は書くことは6つ。それさえ知っておけば、読書感想文が好きになる♪